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インドネシアの伝統的な布製品「バティック」

2018.03.04[Sun]

こんにちは!!インテリアプランナーの安田です(*^o^*)

 

突然ですが!!!

 

皆さんは、「バティック」って聞いたことがありますか?

今回はインドネシアの伝統的な布製品「バティック」について、インドネシアの歴史とともに紹介したいと思います。

*そもそもバティックって何?*

インドネシアの手工芸品として代表的な物の一つが「バティック」と呼ばれる臈纈染め(ロウケツゾメ)の布のこと。日本では「ジャワ更紗」として知られています(*^^*)

 

*インドネシアの歴史と見るバティックの変遷*

インド更紗の影響を受けて作られるようになった「バティック」は、ジャワ島で花開き、インドネシアの各地へ広がりました。

民族毎で違いがあるものの、各地方の正装はバティックを身にまとうところも多く、バリでヒンドゥー教の儀式が行われる際に巻かれる「サルン」もバティック、そして宗教儀式以外の公共の場所や大きなイベントなどではバティックのシャツがフォーマルな装いとして、民族衣装、洋装ともにいろいろなシーンで活躍していますが、その昔はジャワの王族や貴族しか身につけることができず、王族以外身につけることが許されない模様もありました。

そんなバティックがバリへ入って来るようになったのは、金の装飾を施すことがきっかけだったと言われています。もともとバリではバティックは作られていなかったのですが、バリで作られていたのは「カイン・プラダ」と呼ばれる金でモチーフを描く煌びやかな布。

今も伝統舞踊のダンサーが身につけています。ジャワで作られたバティックはバリへ運ばれ、バリ独特の金の装飾を施されるようになりました。
そして、そのうちバティック職人自体がバリへ移り住み、バリでバティックの生産から金の装飾までを施すようになり、次第にバリにもバティックの文化が根付くようになっていったのです。

それがどんどん庶民に広がるにつれて、インドネシアの各地で様々なデザインや色合いのものが生まれ、発展していきました。このようにバティックは工芸品であるだけではなく、インドネシアの文化、風習とも深く関わっているのですねd( ̄  ̄)

そして、インドネシアのバティックは、2009年10月2日にユネスコによって世界無形文化遺産に認定されました。

現代風なバティックはとてもファッショナブルです。

それはまた次の機会に紹介したいと思います(^ー^)ノ